「病室のメリークリスマス、いろいろ感じたこと」

明日から12月なんですね。


は、早い 一年が。


みなさん、12月はお楽しみがいっぱいあるでしょう。


寒いですので、風邪などひかないようにお体を大切にしてくださいね。



私のオフィスも昨日からクリスマスツリーを


飾りました。



さて、もう10数年前の話になりますが、


私はクリスマスを病室で迎えたことがありました。(貴重な体験?)



医者の誤診やら運の悪いことが重なったのですが、


私自身、悪いことばかり考えてしまって、


恐怖心で行動が起こせなくなってしまった


ということも事実でした。



意を決して、大学病院で診てもらったわけですが、


予想通り、即入院となりました。



助教授とやらに、


「あんたは病気の問屋だね」 なんて言われて、


退院の見通しなしの入院生活に突入したわけです。



当時は、


「この先自分はどうなってしまうんだろう…」


と気持ちが不安定になり夜も眠れなくなりました。



そんな私を支えてくれたのが、


家族や友人や病室の仲間の方々でした。


人と人とが心で触れ合って、


生きる力が湧くことを、


このときに初めて知りました。



そんな中で迎えたクリスマス。


私と隣のベッドの相棒と一緒に、コッソリ病院を抜け出して


ケーキとシャンパンを買いに行きました。



そして、他の病室の方々も集まり、皆でささやかな


クリスマスパーティーを開いたのです。



もちろん、シャンパンは病人にはNGなのですが、


「クリスマスくらいは、いいじゃな~い、いっちゃえ~」


とハメをはずしちゃったのでした。



当時のなつかしい思い出です。



さて、私が入院生活で感じたことなのですが、


男性と女性では、お見舞いの仕方が


違うことです。



何が違うのかというと、


多くの女性は、病人の話を聞いたり一緒に過ごすことが、


お見舞いだと思っていることです。



もちろん、その方の病気の状態によることは言うまでもありません。



一方、多くの男性の傾向として


病室の滞在時間が短いのです。



病人の顔を見て、一通りのあいさつをしたら


外の風景(海が見える素晴らしいロケーションの病院でした)を


眺めている人もけっこういました。



どうやら男性と女性とでは、


「お見舞い」 に対する考え方が違うようですね。



なぜ、違うのでしょうか?



それは、女性は病気になっても時間の共有を求めるからです。


話をしながら一緒に過ごすことが、


お見舞いだと思っているのです。



男性はどうかというと、


病気のお見舞いに来たという事実を


相手に認めて欲しいと思っています。



病気が重いか、軽いか、食べられるかと


いった症状自体に関心が注がれています。



だから、病人が意外に元気そうだったりすると、


もう自分の役割は終わったと考えてしまうのです。



病人が話したがっているなんて、思いも及ばないわけですね。



男性の皆さんは、万が一、大切な人が入院生活を送ることになったら、


無理のない範囲で話相手になってあげてほしいですね。




あれから月日が経って10数年・・・。



あの当時は、


「神様、病気を治して下さったら何でもいたします」


と毎日祈ったのですが、


また欲深き人間にすっかり戻ってしまったりして(笑)。



何はともあれ、


今年もクリスマスツリーを飾れて、


街のイルミネーションを楽しめるだけで


幸せを感じなければいけませんね。

 

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