「夢見る夢子ちゃん」、現実の世界に目をむけて。

学生時代には、専門職につくために勉強に明け暮れる毎日。

そして、自分の目指す職に就いた後は、今度はその道の

スペシャリストになるために頑張る日々。

そして、気がついたら30代をとっくに過ぎて、周りの友人や同僚は、

結婚して子供がいたり、恋愛をしていたり。


その頃になって、ようやく自分の立ち位置に気がつき、

「自分も幸せになりたい」と強く願うようになるのです。

私は、仕事柄、こういう女性を何人も見てきました。


昔でしたら、仲人さんや親御さんが、勉強ばかりしている娘に

やっきになって見合い話を持ってきたものです。

「若いうちに結婚しなさいよ」なんて言いながら。

しかし現代は、結婚相手を探すためには、自分で婚活を

するしかないのです。

そんなわけで、婚活の舞台にデビューするのですが、

彼女たちには、ある特徴があります。

それは、一筋縄ではいかないってこと。

一言で表現するならば、「夢見る夢子ちゃん」。


自分の年齢のことなどすっかり忘れて、相手に求めるものは

まるで「白馬の王子様」なのです。

例えば、「もっと背が高くなくちゃ」、「甘いマスクじゃなくちゃ」、

「私を好きなら、さらっていって」など。

こうなると、現実の世界ではなく、妄想の世界での恋愛です。

こんな白馬の王子様は一体どこにいるのでしょうか。

彼女たちが「夢見る夢子ちゃん」になった背景には、

恋愛経験があまりないことが挙げられます。

当然、突き上げるような恋愛の喜びや切ない感情も知らない・・・。

つまり、若い時から目標を持ち、それに向かって懸命に

頑張ってきて専門分野を極めた素晴らしい人たちなのですが、

ずっと恋愛には関心がなかったということ。


そんな彼女たちに私がアドバイスすることは、「会える男性には

すべて会いなさい」。

プロフィールの段階で、ルックスがどうの、身長がどうの、

条件がどうのこうの言う前に、まず会って話してみないことには

何も始まらないのです。

とにかく、いろいろな男性を見ることが大事なこと。


そうすれば、自分がいかに非現実な理想を追い求めていたのかに

気づくかもしれません。

現実の世界に目を向けない限り、彼女たちが求める幸せ

見つからないのです。


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