「頑張ったポイント」を見つけて自分を褒めよう

以前会員さんが、お見合いの度に相手の顔色を窺いすぎるため、終わる頃にはぐったりとしてしまうと言うのです。沈黙が嫌だから、自分ばかり話し続けたり。

そんな緊張する場面が続いたり、気を使いすぎたりすると「自分は結婚できるのだろうか」と不安になってくるそうです。

そんなとき、人に愚痴を聞いてもらったり、仲人から「よく頑張っているね」と褒められたり、「いろいろな人がいるから、そのうち波長が合う人と出会うわよ」などと言われると少し元気が出てくるもの。

そうはいっても、いつもいつも人に聞いてもらうわけにはいきませんよね。

そんなとき、あなたに知ってほしいのは「自分で自分をほめること」。

一日の中でリラックスできる時に、「ちっとも話さない人相手によくやったよ」とか「緊張している人相手によく頑張ったね。最後には相手も笑顔になってきたものね」などと、褒めのポイントを見つけて、「よくやったね」「よく頑張ったね」と自分自身に声をかけるのです。

自分の肩や腕や手を「よくやったね」と、なでなでするのもいいそうですよ。

これらは、心理学を勉強していた時に先生から教わった方法です。

自分を褒める習慣が身につくと、「出来ない自分」「なかなかうまくいかない自分」にクヨクヨする時間が減っていきます。

なぜなら、うまくいったときはもちろん、うまくいかなかったときも、絶対的な味方である「もう一人の自分」が励ましてくれるからです。

私の相談所では、お見合いの度にノートに記録して振り返りをしていますが、そのときも必ずどんな小さなことでもいいから「うまくいったこと」「頑張ったこと」を書くようにしています。

そうすることによって、「うまくいかなかったこと」ばかりじゃないのがわかるからです。

どうしても、人はそちらの方に目が向いてしまい、自分叩きをしてしまうんですよね。

しかし、必ず物事には両面があるのです。

だから、いい面を見つけて、自分を褒めること。

それは、自分で自分を癒すことにもなるのです。