「会話がつまらない人」の共通点

「自分は口下手で・・・」と悩む人は少なくありません。

ところが仲人である私と話している時は、意外にも滑らかに会話が進んでいるのです。

それが、お見合いや交際となると、途端に「口下手な人」になってしまいます。

あなたは、これがなぜだかわかりますか?

それは、「話を途切れさせてはいけない」 「退屈させてはいけない」「面白い話をしなければいけない」という思い込みがあるからです。

自分が口下手だと思っている人は苦手意識が働いて、つい「何か話さねば」と力が入るのでしょう。

そのため、尋問のようになってしまう場合もあります。そうなるとお相手も構えてしまい硬くなるのがわかります。

そうすると当然プレッシャーがかかり、いい話を思いつかず、口が重くなって沈黙が続くという悪循環に陥ってしまいます。

そうなると、中にはお見合いが怖い・・・などと言う人までいるのです(苦笑)。

これなど、典型的に「うまく話さなければならない」という思い込みの鎖でぐるぐる巻きになっています。

しかし、です。

本当に口下手ならば、私と話していても同じようになるはずです。

けれど実際は、話しながら笑いも出てくることがしばしば。

ということは、まず「~~~しなければならない」という制約から自由になることです。

それじゃ私とどんな話をしているのかというと、「どこどこのコンビニのスィーツは美味しい」とか「男同士でデザートブッフェに行った」とか「飲み会の幹事になって、あちこちの居酒屋を調べている」とか、出てくる、出てくる。

仕事柄、私が質問を引きだすことに慣れていることもありますが、それにしても自称口下手の人も楽しく話しているのです。

ということは、私と話している時は、心が自由だからでしょう。

会話というのは、このように日常の何でもない話が面白くて楽しい話になるものです。

当然、こういう話をお見合いの席でしてもいいわけです。

それが硬くなってしまうせいか、なかなかできない・・・。

プロフィールを元に質問するのはもちろんですが、こういう雑談のような話を織り込むことが出来るようになると、相手から笑顔を引きだすことができるようになります。

そうなると、場の雰囲気が変わってくるものです。

ぜひ、「~~~~でなければいけない」「~~~しなくてはいけない」の思い込みを外して、あなたの日常にあった何気ない話を混ぜてくださいね。

そうすると、だんだんいい感じに進んだときの会話の感覚をつかめるようになります。