以心伝心なんてない、言葉で伝えなくちゃ

交際中の女性会員さんが私にこう言いました。

「○○さんは、いい人なんだけれど、私がどんなに

オシャレをしていっても、褒めてくれたことがない。

私に興味がないんでしょうかね・・・」と。

 

そこで、私が当の男性にハッキリ言ったわけです。

「あなた、女性がオシャレしていたら褒めなくちゃダメじゃない」と。

そうしたら、男性が「そんなこと、恥ずかしくて口から出てこない」と

言うじゃないですか。

恥ずかしいって何が!? 「きれいですね」、「素敵ですね」と言えばいいだけ。

それが言えなければ、「オオオゥ」と驚いた声とジェスチャーをする。

それだけで、女性はデートのためにオシャレをしてきた甲斐があったと

嬉しくなるのです。 それこそ、言葉が人間の心を満たしてくれる瞬間。

それなのに、スルーするとはなんということ!

ちょっと声を荒げた私でした。

 

そうしたら、彼が小さな声で「何も言わなくても心で思っているのだから

相手に通じるでしょ」と。

そんな馬鹿な!!と声が大きくなってきた私です。

言っておきますけれど、以心伝心なんてありませんよ!

あなたと相手はまだ数回会ったばかりです。

何十年も連れ添った夫と妻ではないんですよ。

さすがに、そこまで連れ添うとお互いに相手の言いたいことを察することが

できるのでしょう。

しかし、そこまでいくまでにどれだけ語り合ってきたか知れません。

 

私が言いたいことは、言葉で自分の気持ちを表現するということは大切だということ。

現代は一層伝える力が求められているのです。

その力をつけるには、まずは相手を褒めることから始めましょうよ。

「キレイですね」「ステキですね」「似合っていますね」と口に

出してみましょう。

 

それが難しいならば、「今日はピンクですね」「ブルーですね」

と相手の洋服の色を口に出すのです。

それでも、相手には通じますから。

とにかく、「自分の心の中を察してほしい」じゃたちまち振られるのが

オチですよ。